道草料理研究部

近所で食べられるものを探して見つけて料理して食べるブログだよ。さいきん狩猟免許とりました。

江ノ島でカメノテをとって食べる

みなさん、カメノテという食べ物を知っていますか?

ミドリガメやリクガメの手をズパーン!って切って…というわけでなく

カメの手っぽい形をした磯に住む生き物のことです。

 

以前から、見た目のグロテスクさと裏腹にその美味しさを紹介するサイトを拝見していて、ぜひ食べてみたいなあと思っていました。

 

さて磯で採れると聞いてはいたのですが、はて…どこで採ろうか…と考えたところ、思いついたところがあります。

そこは…!

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江ノ島です!

 

江ノ島はけっこう思い出深いところで

ぼくが釣りを始めようとおもったきっかけとなったところです。

というのも、「つりたま」というアニメがありまして

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そこで描かれる江ノ島の爽やかな風景はとても印象的で、釣りしてみたい!と思ったのです。

ちなみに釣具メーカーのシマノが協賛でした。すっかり思惑にはまってしまいましたね。

釣り素人の主人公が同級生の釣り王子に釣りを教わり、最終的には地球を救うって感じのストーリーです。本当に風景が美しく、「つりたま」とてもオススメなので、ぜひごらんになって頂ければと思います。

 

ということで当時は何度も通ったので、江ノ島の隅々まで記憶にあり、これは…という思い当たる場所があったのでした。 

というわけでテクテク歩いていきます。小さな、それでいてもっこりした島なのでけっこう勾配がきついです。

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場所としてはこのへんです。岩屋にいく手前の磯ですね。登ったり下ったり道なりにいけば片瀬江ノ島駅から40分くらいでしょうか。 

途中、ネコの誘惑にも耐えながら

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こんな感じの磯に到着です。

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この日は小潮でした。もし、大潮の日で満潮のときは磯に上がれない場合もあるので、そのへんは調べて頂ければと思います。

www.data.jma.go.jp

それにしても、磯というのはワクワクします。潮溜まりの中には、取り残された魚にカニなどいっぱいです。ほかにも得体の知れない生き物がウヨウヨしています。

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目的のカメノテは岸のギリギリにいるはず、潮の満ち引きにより、海にたゆたうプランクトンをこそげ取るため岸ぎりぎりに張り付いているらしいです。

で、うろうろしていると…

イター!!

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このびっしり生えてるやつです。

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いくらでもいます。

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あそこにもいっぱい株が生えてますね。

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ブダイなどの硬い歯をもった魚に食べられないよう、カメノテは硬い殻を持ち、岩にがっちりと張り付いています。

ですので、頑丈でテコの原理を加えつつカメノテを剥がせる道具ということで、マイナスドライバーを使用します。

 

これでガッシガッシととっていきます。

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とれた!

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こんな房も!

なんともグロいですね!でも美味しいらしいので、どんどん取りましょう。

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とりあえず、これだけ採りました。あんまり取り過ぎても食べきれないので、自分で食べる分だけにしましょう。

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左上にうつってる貝っぽいのはこれです。

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ベッコウガサという貝です。炊き込み御飯とか味噌汁にいれても最高に美味いらしいです。

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これはヒザラガイですね。ずいぶん原始的というか…、プリミティブな形だと思います。

 

 それでは、泥や小石などがついているのでガシガシ洗っていきます。

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茹で水ですが、海水をそのまま使いましょう。たぶん、沸騰させれば問題ないと思います。塩加減も丁度いいんじゃないかと。

 

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今回じつは、バーベキューにお呼ばれしていてその火をお借りしました。助かりますね。

 
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沸騰した途端、強烈な磯香りが辺りに漂い、なんだなんだとみなさん集まってきました。おたまがなかったのでアクはすくいません。
 
で、これが茹で上がりです。

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柔らかい皮部分をむいて頂きます。

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エビとカニに近い種だと聞いていましたが、どっちかというとやはり貝に近いような、でもカニっぽいような…、その中間って感じでしょうか。すごく美味しいです。

岡山出身の方曰く「シャコ貝ぽい味」って言ってました。やっぱ貝ぽいのかな。

しかし、こんな簡単にとれるだなんて人類が海沿いに好んで住んだのが分かります。

山に住んで、イノシシやシカを取るのは何倍も難しいと思います。そりゃ各地に貝塚ができるわけです。 

とろうと思えばトラックいっぱい取れそうな感じでしたが、カメノテは育つのにすごく時間がかかるそうです。ちょっとずつ、ありがたく頂きましょう。

今回はバーベキューにきたほかの方々に配りましたが、今度は家で味噌汁とかにして楽しみたいと思います。

また、ベッコウガサもめちゃうまかったです。かんたんに取れてうまみもすごいので

ベッコウガサを今度はいっぱいとりたいと思います。

ヒザラガイに関しては食べ方が難しいらしいのでリリースしました。勉強して今度食べてみたいと思います。

 

磯で遊びながら自給自足気分も楽しめるカメノテ捕り。なかなかオススメの遊び方だと思います。