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道草料理研究部

近所で食べられるものを探して見つけて料理して食べるブログだよ。さいきん狩猟免許とフードコーディネーターの資格とりました。

春の手仕事。ノビルの甘酢漬けをつくろう。

とって食べる

二週連続多摩川です!すごく良い天気です!

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春一番が吹いて、じわっと空気に水分が含まれてくると、うずうずして川に来てしまいますよね。

ドアノブを触る時、スーパーで缶ジュースを買うときなどいつもビリっと静電気に感電しないか、ちょっと触って確かめて…ってやってた身としては春は静電気に感電しづらくなるのでとても嬉しいです。

 

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とりあえず、駅ちかくのお肉屋さんで買ったコロッケをたべて野草探しにでかけましょう。

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まだ全体的に茶色いですね。夏には圧倒的な緑に阻まれて川沿いに行けなくなるのですが、いまだったら枯れ草を踏み倒して川沿いにたどり着けます。

これは誰かが踏み倒してつくった道ですが、秘密基地に辿り着きそうで楽しいですね(ほとんどは川にお住まいの方に居住地にたどりつくのですが)

 

で見つけたのが、ドン!

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ノビル(野蒜)です!おもいっきり草!って見た目ですがこのノビルの根っこがうまいのです。

他のつんつんとした雑草と見分けづらいのですが

・ネギのような丸い葉

・ちぎってみるとネギみたいな匂い

で見分けれます。

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ほかのつんつんした草とは違う明らかにネギ臭です。

引っこ抜いてみると

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こんな感じで、ラッキョウのような根っこがついています。

この部分が食べられます。味噌とかつけてエシャレットのように食べたりします。

よく野草の本によると、スコップでまわりを掘って千切れないようにとりましょう。

などと書いてありますが

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こういう塊であれば、まるごとぐっと引っこ抜けば

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こんな感じでわさっと気持ちよく抜けます。いっきにネギ臭が漂います。

ではうちに持って帰って下処理しましょう。

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とりあえず持って帰ってきた状態です。すっごくネギの匂いがします。

泥がついていると雑草って感じですが

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水で泥を落としていくと

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なんだか野菜っぽくなりました。

スーパーに売っている野菜も洗っているから、なんだか安心できる見た目なだけで、そのへんに生えている草も洗えばなんだかいけそうな気がしてきますね!

では茎と根っこをカットします。

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ニンニクかラッキョウっぽいみためですね。ここでとりあえずひとつ食べて見ましたが、エグみはなく、トロみがあってある感じ。辛さはあとからくる来ます。ただなんだかこう…、そのままだと野草としての力強さが残ってて何個もいけない感じです。

 やはりここは現代人として美味しくしていきたいと思います。

せっかくラッキョウのような見た目に香りなので、甘酢漬けにしましょう!

とりあえず、雑菌が繁殖しないよう瓶を煮沸します。

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甘酢をつくります。

分量的には、酢(米酢)1:水1:砂糖1って感じでだいたいでつくりました。

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では、ノビルを甘酢で漬ければ

ノビルの甘酢漬けの完成です!

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ちょっと鷹の爪をちらしたのですが、なかなかうまそうです!

食べごろは2、3日後くらいからでしょうか。

後日たべてみましょう。楽しみです!

 

 

近所の川で菜の花を摘んで食べる

とって食べる

今日は有給です!

いつもは上りの満員電車に揺られて会社に向かうわけですが、

電車を待つ間、向かいのホームではすかすかの、車両に2人か3人くらいしかのってない電車がやってきていつも羨ましいと思うものです。

みなさんも、そんな思いしたことあるのではないでしょうか。

 

さあ、ではぼくも下り電車の乗客になってでかけましょう。

今日は暖かくなんとも穏やかな電車です。

 

で辿りついたのが

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多摩川です!

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人がいない!

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いるのはハトくらいです。

ふだん、このあたりは少年野球やサッカーをやっていて、その家族もお弁当をもってきていたりととても賑わっているのですが、平日の昼はこんな穏やかなんですね。

今日は2月だけど20℃まで上がって、とても暖かく最高の多摩川日和です。

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ちょっと探検して

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このあたりでコンビニで買ってきたおにぎりとフライドチキンを食べます。

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会社ではみなさん頑張ってお仕事されているなか、こうやってだれもいない多摩川で食べるのは最高のうまさです。

で眺めていると

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けっこう菜の花が咲いています。2月だけどけっこう咲いているものです。

となれば…、芽をつんでいくしかないでしょう。

 

よくスーパーでは、このような感じで売っていますね。まだ花も咲いておらず

均一な蕾で、さすが市販のものは違います。

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河川敷の菜の花はけっこう花が咲いていますが、気にせず摘んでいきましょう。

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で、ある程度つんで持って帰ってきたのがこちらです。

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うーん、末端価格300円くらいてとこでしょうか。花が咲いているので値がつかないかも…。

ではサッと茹がいて

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こういった青菜の茹でると、とたんに緑が濃くなるのはいつも見ていて気持ち良い。

で近所の魚屋で買ってきたアサリを醤油と酒、味醂、オリーブオイルなどで蒸してパカッとあけておきます。

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でパスタとさっきの茹でた菜の花を加えれば…

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菜の花とアサリのパスタの完成です!

おおお…春っぽい!

まあ花がちょっと咲いているのも、これはこれで華やかで良い感じです。

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ではいただきます!

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うまいです!

菜の花の花蕾の食感がむしゃむしゃいける感じ。

茹で時間が若干短かったか、ちょっと苦いですがこれはこれで春の野草の感じと思えば

味わいも格別です。

川にいって採取して帰って食べての3時間。なんだかすごく贅沢な食べ物ができた気がします。

あっというまにできるのでおすすめです!

 

 

冬の手仕事。魔女の空飛ぶ軟膏をつくろう!

とって食べる

冬の間というものは、食料を手にいれるのが難しいものです。

 
多くの山菜野草などは春のやわらかな新芽を食べるのが主であり、夏には固くなり、秋には茶色くすすけてしまいます。
冬には次の春にむけて種となり土の中で、または幹の中にしっかりと養分を蓄えます。
 
また、生き物も活発になるのは春から夏にかけて。パートナーを探しアピールのため、または子育てのためにと、せっせと食料を集めます。
秋から冬にかけては、また次の緑ゆたかな季節のために、あるものは地下に潜り、あるものは海の底でじっとしています。また、あるものは卵を産んで生涯を終え、次の世代に引き継ぎます。
 
しかし、このブログではそれでは困るのです。
ネタがないのです!
 
冬の間なにかできるものはないか…、冒険者レベルもあげたいし…
と本をめくっていたところ ビビっときたのが「魔女の軟膏」でした。
筋力パラメータばかりを上げての脳筋プレイもいいですが、魔法レベルをあげればグッと冒険への力になるでしょう。
というわけで今回は西村佑子さん「魔女の薬草箱」という本をネタにすすんでいきます。

 

 さて魔女といえば、ほうきにまたがって空を飛ぶ。というイメージがありますが、実際にはほうきでなく、なんでもよかったようです。あるときはフォークであったり、雄山羊や豚でもあったようです。

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雄山羊に乗る魔女の様子(アルブレヒト・デューラー画「魔女」1500年ごろ)

大事なのは何に乗っていたか。ではなく、実は魔女の秘薬「魔女の軟膏」を塗っていたことなのです。それを塗ることでフワリと浮いて空を自由に飛び回ることができたのでした。

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台所で体に軟膏を塗る魔女(作者不詳)

では魔女の軟膏とは一体、どのようなものであったのでしょうか?
魔女はサバト(黒ミサ)に定期的に参加していました。

サバトとは、悪魔の名のもとに洗礼をうけ、夜通し宴会をし、まぐわい、悪魔の力を授かる。そのような会合だったようです。

そして、魔女たちはそのサバトに向かうために、魔女の軟膏を体に塗り、奥深い山の中にいる悪魔のもとにむかったというのです。

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サバトの様子(ハンス・バルドゥング・グリーン画「魔女のサバト」1510年

 そして悪名高い魔女裁判の際、魔女たちは尋問にかけられ、魔女の軟膏のレシピもいくつか魔女たちの口から引き出されました。
 
「世界魔女百科」より
【レシピ1】①ドクムギ、ヒヨス、ドクニンジン、赤と黒のケシ、レタス、スベリヒユ。②これらを合わせたもの4に油6を準備する。
・ドクムギというのは、麦に有毒なカビが麦角菌が繁殖したもののようです。
・ヒヨスというのは、ナス科のヒヨスという植物で精神に作用するアルカロイド系の物質が含まれています。
・ドクニンジンというのは、セリ科の植物。毒性が強い。アルカロイドのコニインが含まれる。ヨーロッパ原産だが、北海道にも自生する。
・ケシは、ご存知アヘンの材料です。道端にポピーはよく生えていますが、あれはヒナゲシといい、アヘンの材料になるのはアツミゲシ、ボタンケシといった種のようです。
 
と、とりあえず【レシピ1】を見ていきましたが、なかな手に入りづらいものばかりです。そもそもアヘンは犯罪ですね。
できればAmazonでなど、普通に手に入るものでなんとか作りたいものです。
 
で、他にしらべたところ
【レシピ2】
ベラドンナ、ヒヨス、マンドラゴラ、ドクニンジン、ヒマワリの種、アサ。
 
というものがありました。これは16世紀にフランスで古い壺が見つかり、解析したところ【レシピ2】に書かれた成分がみつかり、幻覚作用の強い品種が多いことから「魔女の軟膏」が入っていたのだろうと推測されています。
 
これを見てピン!ときました。
実は私は以前、フランスの種屋からマンドラゴラの種をとりよせて育てていたことがあったのです。育ててて良かったマンドラゴラ!
 
<マンドラゴラ生育の様子です>

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フランスの種屋さんから購入したマンドラゴラの種

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順調に成長したマンドラゴラ

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掘り出したマンドラゴラの根っこ。もちろん犬にくくりつけて引き抜いたので、叫び声を聞かずにすみました。

 
ということで、まずマンドラゴラの根が手に入りました。
 
・ベラドンナは虞美人草と呼ばれ、筋肉を弛緩させる効果があります。また瞳孔が開き、目をらんらんと輝かせ、女性を美しくみせる効果もあるといいます。
ベラドンナも手に入りにくい植物なのですが、シーボルトによると日本に自生する「ハシリドコロ」という植物が一致するそうです。
そして「ハシリドコロ」の成分は一般に薬として販売されています。ハシリドコロの成分ロートエキスはなんと赤玉に含有されているのです。

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ということでベラドンナも手に入りました。
 
また、麻の実もamazonにて購入しました。

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いわゆるヘンプシードというもので、加熱処理してあるので土にまいても発芽しないものです。今回はこれで代用するとしましょう。
 
ヒマワリの種はうちに大量にありました。

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春にはいつもヒマワリの種をバードフィーダーにのせてシジュウカラを呼んでいたのでした。鳥寄せやっててよかった!
 
これで4つ手に入りました。
残りですが、ヒヨスとドクニンジンは手に入りません。
 
ですが【レシピ1】のケシを加えましょう。
ケシの種はポピーシードとしてスーパーに売っています。アンパンの上にのってる粒つぶ。あれですね。本物のケシだと違法なので、スーパーのポピーシードで代用しましょう。

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さあ、できる限りの材料は揃えました。
若干オリジナルになりますが、「魔女の軟膏」つくっていきましょう。
 
しかし問題がありました。材料は揃ったのはいいのですが、ここからどうやって作るのでしょう?資料には材料しか書いてありませんでした。
そもそも「軟膏」とは一体何なんでしょう?
 
ブリタニカ国際大百科事典によると
軟膏
油脂類(ワセリン、ラノリン、グリセリン、蝋など)を基材とし、それに主薬を混ぜた外用薬。外傷や皮膚病などの治療に用いる。
 
だそうです。ということで、今回は蜜蝋を用意しました。

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ほんとはワセリンでもよかったのですが、自然由来の14世紀〜17世紀にも使われていたもののほうが魔女っぽいですよね。こういうのは気分ですよね!

 

というわけで全ての材料がそろいました。

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それでは、早速つくっていきましょう!

まず、マンドラゴラをスライスしようとしたのですが…

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硬い…。半年くらい乾燥させてたので水分がぬけきってカチカチになっていました。

ノコギリでなんとか半分に切れましたが、これ以上は無理です。マンドラゴラはこのまま投入しましょう。

 

次にヒマワリの種を割っていきます。手では割れないのでラジオペンチを使います。

すごく地味な行為ですが、冬の手仕事を楽しみましょう。

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 割れたら、すり鉢で粉砕していきます。

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次に、ポピーシードも加えさらに細かくしていきます。

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次に赤玉を処理します。

赤玉の赤さですが、これは生薬の成分由来というわけではなく赤色102号などの合成着色料で赤く色をつけられています。このままでは軟膏が赤く色づいてしまうので、赤玉を洗います。

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完全に赤が落ちると、このような見た目です。まだら模様だったんですね。

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では赤玉の中身を加え、さらに混ぜます。

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混ぜ終わった状態がこんな感じです。まあ…、完全に混ざってないですがどうせ煮込むのでこんなもんでいいでしょう。ちなみにすっごい香ばしい、いい匂いがしてきました。

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麻の実の処理はこんな感じです。すり鉢ですると、バチバチとすごい音がして麻の実が割れていきます。

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というわけで、素材の下処理は終わりました。ちなみにすごくいい匂いがしています。

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それでは、これを蜜蝋で煮ていきましょう。まず蜜蝋を溶かします。

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ある程度とけたら、追い油を追加します。蜜蝋を使用したリップクリームを作ろうなどのサイトを見ると、他の良い香りの油を足してるところが多かったです。僕もそれにならいましょう。ココナッツオイルを足します。これは完全に好みですので、みなさんもご自分の好きな油を足していただければと思います。

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すべて溶けたらマンドラゴラを煮ていきます。見た目は完全に唐揚げを揚げているようです。

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ある程度煮えて、マンドラゴラの成分が蜜蝋に移ったら取り出し、残りの素材を加え

さらに煮ていきましょう。

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最後にまたマンドラゴラを足してじっくりと低温で成分を抽出します。

注意すべきは、高温で熱すると沸騰して素材が溢れてしまいますので、弱火で沸騰したら火をとめ、固まるぎりぎりまで放置を繰り返すことです。やはり魔女の軟膏なのですから三日三晩寝ずに火の番をするくらいの覚悟はほしいところです。

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それでは漉していきます。細かい粒子が混ざっていますので布巾など細かい目のもので漉しましょう。

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そして、漉した状態がこれです!

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そして、これを常温で放置して固めると…

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 「魔女の空飛ぶ軟膏」完成です!

この怪しげな色、いかにもな感じですね。 

魔女は、この軟膏を全身にまんべんなく塗りホウキにまたがってサバトに向かったのです。

amazonなどで手に入るものだけで作ったので、効果は薄いかもしれませんが、ドラえもんが若干浮いているくらいは飛べるのではないでしょうか。ひとしれず、ちょっとだけ浮いた状態で、これから毎日すごしたいと思います。

 

みなさんも、冬の手仕事として「魔女の空飛ぶ軟膏」つくってみてはいかがでしょうか。

近所で藤の実をとって食べる

とって食べる

近所を歩くたびにずっと気になってるものがありました。

きれいな紫の、藤の花が垂れ下がる五月。

夏になると、またべつの緑の不思議なものが垂れ下がっています。

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藤棚から、なんだか葉っぱではない緑の房が垂れ下がっています。

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夏になるとぶら下がっているもの(個人的に犬の金玉に似ているな…と思う)

どうやらこれは藤の実のようです。

まだ青いですが、これから熟してくるのでしょうか。これはぜひどんな味がするのか、一度たべてみたいですね。

 

調べてみると藤の実は一般にはそれほど知られていないが、炒れば食べられるそうです。

ただ、アルカロイド系の毒素が含まれているため多食は禁物!

と、インターネットのお墨付きがあるなれば食べてみるしかありません!

 

というわけで、許可をいただいて数房わけてもらいました。

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よく見てみるとビロウドのような毛に覆われていて触り心地がとてもいいです。

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手でむいてみようとしたんですが、めちゃめちゃ硬く手で割るのは無理です。

ナイフを突き立ててなんとか割れました。

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割ってみるとこんな感じ。房の大きさに比べると、実はあれ?と思うような小ささです。

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まだらの薄皮に包まれていますが、むいてみるとつるんときれいな実です。

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ほんとは豆ご飯にしようと思っていたんですが、この数だと物足りなさそうなので

単純に炒ってみましょう。

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香ばしくやけてきたところ。塩で味付け。

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はい、完成!焼いただけです。

こうやって焦げ目がつくと居酒屋ででてきてもいい感じの美味しそうな見た目ですね。

食べてみると…

これは、そら豆…!って感じでしょうか。

とくにえぐみもなく、ふつうに小さいそら豆を食べてる感じです。

 

時期的に外皮が硬くて、かなり剥きにくいですが、中はとても美味しい豆でした。

ただ房の大きさのわりに、中の豆は小さくひょうしぬけな感じ。まあそら豆は食品として改良されたものですからね。藤は野生のままですからしょうがありません。

あと、時期的にまだ早かったのかも。もう少し秋が深まって、熟したものを今度食べてみたいと思います。

 

手漕ぎボートでいろんな魚を釣って食べる

とって食べる

船ってロマンだと思うのです。

未開の土地をもとめて船にのって冒険の旅にでる。

だれもが憧れるシチュエーションだと思います。

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釣りの場合は、乗り合い船にのって釣るのが一般的だと思いますが、それはあくまで船長が釣れる場所に連れていってくれて「はい投げて!」の合図でみんなでいっせいに針を落とす…。と、船長頼みの釣り。

どうせなら自分で舟をこいで海にこぎだしてみたいですよね。

てことで、今回は金沢八景ちかくの相川ボート店さんにて手漕ぎボートを借りて釣りにでてみました。

 

金沢八景から横浜シーサイドラインにのって一駅。

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この駅からの風景にいやがおうにも期待が高まります。

 

朝7時ころに金沢漁港につくと乗り合いの船にお客さんが乗り合わせてるとこでした。

土曜の朝だというのに釣り好きの朝は早い…。

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で、これが相川ボート店さん。

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手漕ぎボートは3800円。ちなみに船外機付きってのは小型船舶免許がないと乗れません。いつか免許とって乗ってみたいですね(このあとめちゃくちゃ大変だったので…)。

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貸しボート以外にもいろいろ釣り具うってます。

僕は竿とリールくらいしかもって行かなかったので仕掛けとエサは見繕ってもらいました。

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で、ボートを乗るにあたり注意事項をいろいろ聞きました。

とりあえず乗合船の航路の邪魔にならないこと。風がでてきたら案内をよくきいて早上がりすることなど。

いま釣れている場所の情報なども聞きました。

 

んで、ついにボートに乗ります。どきどき…

お店の方が転覆したりしないようお手伝いして頂きながらボートに乗り込みます。

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ボートに乗ったところ。救命胴衣を渡されます。

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ではいざ出船です。オールのこぎかたは山中湖のボートや嵐山の桂川に浮かぶボート、井の頭公園のボートと同じです。

とはいえ…、海にこぎだすのは初めて。水深もどれだけあるかわからないし、ひょっとしたら潮に流されて太平洋上に漂流してしまうかもしれません。いや…、もしかしたら大型タンカーにぶつかってスクリューに巻き込まれてしまうのでは…。といったような不安もありつつ、乗った以上はとりあえず漕ぎ出していきましょう。

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んで、漕ぎ出していくと…

楽しいんですよねえ。これが!なんといってもどこまでも広い海に自分が漕げば漕ぐほど、進んでいく。それもどこまでもいっても可!不安はふっとんでぐいぐい漕いでいきました。

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 ちなみにどんどん乗り合いの釣り船が出船してきますので、航路に入らないよう気をつけます。近づくと曳き波でぐわんぐわん揺れるのでできるだけ近づきたくない感じ。

しかも早朝の出船ラッシュ、海に信号はないので乗合い船がでていく合間を狙ってこいでいきます。

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で、10分くらい漕いだでしょうか。

相川ボート店さんのおすすめのポイントあたりまで漕いできました。

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ちなみに2本竿をもってきまして、仕掛けはそれぞれお店の人に見繕ってもらったんですが

1本目はサビキ釣りに

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もう一本はイソメで底狙いにしました。

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イソメのはいってる木の箱、いい雰囲気なんですよこれが。

最初はなかなか食いつかなかったんですが、

 

しばらくするとイソメのほうにプルプルしたアタリが

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なんか釣れたー!はじめて釣った魚です。口がとびでてますね。

あとで調べてみるとヒイラギという有名な魚だそうです。小さいし薄い身なのでリリースしましたが、実は美味しいらしいので一匹くらいキープすればよかったです。

 

このあとはどんどんアタリが!

サバ!の子供

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イシモチ

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これはメゴチですかね

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ハゼ(何ハゼかはわからない)!点々と緑色の発光する模様が美しいんです。

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あとはシロギスに

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あとフグなんかも釣れました(これはリリース)。

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相川ボートさんのHPでの釣果情報によるとアジがここんとこ釣れまくってるので

内心、帰ったら刺身になめろうにアジフライに〜っていろいろ妄想してたんですがアジは一切つれませんでした。

 

と、まあぼちぼち魚が釣れるのはいいですが、とにかく海でのボートは大変です。

アンカーを下ろしておいても、いつのまにか流されて乗合い船の航路に入ってしまうのでボートを漕いで元の位置に戻らなきゃいけません。

日差しを避ける場所もないのでジリジリと腕が焼けていくのが実感できます。

 

途中、氷を買ってくるのを忘れて相川ボート店さんまでえっちらおっちらボートを漕いでいって、釣り場までまた戻ってきたんですがこれで相当体力を奪われました。

とにかく海にでてしまってからは、戻ってまた釣り場に戻ってくるのは大変なので忘れ物をしないように、また仕掛けも大目に持ってきたほうがいいですね。

アンカーをあげたり下げたりしなければいけないので、腕もだんだん重たくなってくるしオールを漕ぎまくるので手には豆だらけ。豆がやぶれないか不安にもなってきます。

 

そういう辛さもあって昼1時くらいにはへろへろになり、港に帰ってきて終了です。

陸上にあがったときには息もきれぎれでした。

普段、人って足で移動してるのを、海の上ではほぼ腕の力だけで移動するんです。そりゃ疲れるハズ…(ちなみに次の日は背筋が筋肉痛でバキバキになってました)。

でもそんな辛さも冒険のうち。ほんと海のボート乗ってみてよかったです。

 

では家にかえって調理しましょう。

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帰り道タチアオイの群生してるとこがありました。

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帰りのホームから。いい雰囲気です。

 

で、釣果。

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う、少ない…、ていうか小さい?

いや!釣れただけでもオールオッケー!!すばらしい結果です!!

ハゼにサバにメゴチにイシモチです。当初の思惑ではもっと釣れるはずだったんですが、まあ最初なのでこんなもんということで…。それに家についた頃にはへろへろで沢山さばくのは無理だったでしょう。

 

半分は刺身にしようと思っていたんですが、あまりに小さく綺麗に捌けなかったので。

全部てんぷらに。

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てんぷら粉をビールで混ぜるとざくざく揚がるので美味しいと、どこかで聞いていたので実践してみました。

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こうやって、たてかけると油がきれやすくなっていい感じです。

で盛り付け。

東京湾のとれたて魚の天ぷら完成です!

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ではさっそくいただきます。

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うおおおおお…、う、うますぎます!

はぜのふくよかな身、

イシモチの上品なうまさ

シロギスの風味ゆたかさ

サバの濃い味。

どれもこれもが、いままで食べた天ぷらよりうまいです。

やはりとれたてだし、イシモチなんかは舟上で〆て内臓もだしといたし

なにより、あまりの疲労感とまだふわふわ揺れてるボートの余韻のなかで

釣った魚の美味しさは格別。海と魚たちに感謝です。

 

みなさんもぜひ、海でのボート釣りいってみてはいかがでしょうか。

 

最後に 

ちなみにボートおりてふらふらのまま金沢八景駅でなにか食べねば倒れる…

ってときに適当な喫茶店にて頂いたミートソーススパゲティ。

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この世のものとは思えない美味しさでした。空腹って調味料はすごい。

 

 

 

 

近所の川でノカンゾウをとって食べる

とって食べる

今回は野草です。

近所に小川が流れていまして、毎朝川べりを歩いてはタンポポやスギナやクレソンなど川辺に自生している野草の生育具合を確認しているのですが、毎年この時期楽しみにしている野草があります。

それは「ノカンゾウ」です。

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食べられる野草としてはとても有名で、この時期のふっくらした蕾や、春のはじめのころの若芽などはサッと茹でて酢味噌和えにすると美味しい!っていう春から初夏まで楽しめるありがたい野草なんです。

中華料理では高級食材で蕾を干したものを「金針菜」といって炒めものなどに使うそうです(食べたことはない)。

ちなみにヤブカンゾウとノカンゾウがあり、ヤブカンゾウは八重咲きでノカンゾウは一重咲きです。どちらも美味しく食べられます。

また今回、見た目から「ニッコウキスゲ」とも迷いましたがニッコウキスゲが山間に咲くのに対してこの花は、街中の小川に咲いていたので「ノカンゾウ」とさせて頂きました。ですのでひょっとしたら「ニッコウキスゲ」かも知れませんが、まあキスゲ科の植物ということでひとつよろしくお願いします。

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ちなみに春にはツクシと一緒に採取して

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お弁当にいれました。右の小さなくったりしたやつです(酢味噌和え)。ツクシは佃煮に。

んで今年も初夏の蕾をさがしたところ…

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いっぱい生えてます。小さな青い蕾も、いまに花が開かんとしているオレンジの蕾も全部食べられます。

てことで採取していきましょう。

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まあ一人分としてはこれくらいでしょうか。

それでは調理していきます。今回はペペロンチーノにしようと思います。

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ぐらぐら茹でます。30秒〜1分くらいでしょうか。黄色く太い蕾は茹でているうちに広がって花が開いてきます。

 

んではペペロンチーノの準備もしていきます。

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ニンニクと鷹の爪がオリーブオイルでぷくぷくしている姿はぐっときますね。

 

パスタが茹で上がったらソースと絡ませます。ノカンゾウは繊細なので最後に加えて混ぜる程度でしょうか。

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で、完成です!

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おお…、自分でつくっておきながら美味しそうです。初夏っぽいですね。

それでは、いただきます…!

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んー、めちゃめちゃうまいです。

味としてはアスパラに近い感じでしょうか。シャクシャクした食感もいいです。

ペペロンチーノという選択も良さそうです。油と旨味とノカンゾウの美味しさの組み合わせも最高です。パスタとの食べ合わせも最高です。

これをなぜスーパーとかで売り出さないの…?ってくらい美味しいと思います。

河原に自生するくらいなので栽培も簡単そう。

 

初夏の味のノカンゾウ、ぜひみなさまもお試しいただければと思います。

この時期川べりにオレンジのユリっぽい花が咲いていればそれです。 

 

多摩川で桑の実をとって食べる

とって食べる

ほんとはノビルをとりにきたんです。

んで、ラッキョウの代わりにノビルの甘酢漬け〜!ってしようと思ったんですが…

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でも、どこを見回しても生えてないんですよね。

ノビルは春の野草ってことで初夏のこの時期にはもう遅かったのかもしれません。

いたるところにツンツンと湧き上るネギのようなラッキョのようなもの、あんなに生えていたのにどこにいってしまったんですかね…。

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あと食べられそうなのはオオバコか…

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オニグルミ…は、まだ早いか…

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 せっかく電車に乗って多摩川まで来たものの、はてどうしたものか…と考えたところ、昨年、目星つけといてすっかり忘れていたのを思い出したのでした。

それは!

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じゃん!

…では、わからないですね。

 

これです!

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桑の実です。英語だとマルベリーというそうです。

蚕が主食にしてる桑の葉繁る木に、たわわにこの時期に実がなるんです。

去年多摩川を散歩してる時に見つけてたんですが、今年もたっぷりなっていました。

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宝石が鈴なりになっているようで、とても美しいですね。

相当でっかい木でして、頭上にはスズメが夢中で果実をついばんでいたのですが

下の方はくちばしをつけられていないようなので、少しもらっていきましょう。

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こういう、黒く熟した果実が狙い目。

たべて見ると甘くてスズメにはもったいないくらい美味しいです。

熟す前の赤いのも、酸っぱくてサクッとしてつばがじゅわーって感じ。これはこれで美味しいです。

ということで摘んでいきましょう!

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夢中で摘んでいると気づかないんですが、熟した果実は簡単につぶれて

指がこんな状態に。職質されかねないので、帰るときは綺麗に拭いておきます。

 

で、30分くらいかけて集めたのがこれです。

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桑の実といえばジャム!らしいです。普段パンそんなに食べないですが

せっかくなのでジャムを作ってみたいと思います。

 

ザッと洗って、緑のヘタをとって、若い硬そうなやつははじいて…と、選別しました。

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では、これに砂糖をまぶして(砂糖の分量としては桑の実の重量の半分の重さがいいらしいです。ただ僕は計量はめんどくさいので適当にいれています)

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ざっくり混ぜて

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なんだか、この時点ですごい美味しそう~な、乙女なビジュアルです。

んで、一時間ほど放置します。すると桑の実から水分がでてきます。 たぶん浸透圧やらなんちゃらの作用だと思いますがよくわかりません。

では、そのでてきた水分で煮込んでいきます。

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赤い熟してないやつは硬くてジャムには適してないかなあ…

と思っていましたけど煮込んでいくといい感じに崩れてきます。

焦げないように、弱火でじっくり混ぜながら煮込みます。

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煮詰まってきたら、ちょっとレモン汁を垂らして風味付け。

そしたら熱湯消毒したビンにつめていきます。

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おお~!ジャムっぽい。ジャムっぽいぞ!

 

翌日…

せっかくなので近くの高級パン屋でパンかってきて、桑の実ジャムをたっぷり塗っていだだきます。

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う、うまいぞ~~!

ほんとに美味しいです。

パンのやわらかな風味と桑の実の甘酸っぱさがまじわって口の中でうまさ爆発しています。これはがんばって摘んできた甲斐がありましたね。

砂糖の分量も適当にいれましたが丁度よかったです。ていうかこのへんは好みで多かったり少なかったりでいいのかも。

おにぎり党なので、普段パンぜんぜん食べないんですがパンもいいものです。

 

桑の実ジャム。あとは、シュワっと炭酸にいれてジュースにしたりしてもいいそうです。う~ん、美味しそうですね。

 

ノビルはとれなかったですが、桑の実の初夏の味すっごく堪能しました!